神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
戸塚区版 公開:2021年10月14日 エリアトップへ

とつか歴史探訪 ■〜旧東海道・戸塚宿を訪ねる〜第69話 〜いつまでも鎌倉郡33観音〜

公開:2021年10月14日

  • LINE
  • hatena
改築前の清源院と朝日堂(右手)〜戸塚の寺院誌より〜
改築前の清源院と朝日堂(右手)〜戸塚の寺院誌より〜

 江戸時代になると庶民に観音巡礼が広まり、関東の坂東33ヶ所が生まれ、上方の観音巡礼は西国33ヶ所と言われるようになりました。秩父34観音めぐりと合せ100観音とも言われています。

 鎌倉郡にも戸塚を含めた地域に、「鎌倉郡33観音霊場」として江戸中期には霊場巡りが成立していたと思われます。現在の行政区画での分布は、鎌倉市・11、逗子市・3、藤沢市・2、横浜市・17で、その内の7箇所が戸塚区内にありました。ただ明治の廃仏毀釈などで、廃寺になるものも多く、明治から大正期には忘れ去られていったようです。

 区内7箇所の内、現存が確認できるのは、いずれも舞岡町にあるお寺で、第19番・長福時(桜堂)の十一面観音、第20番・円福寺の同じく十一面観音のみとなっています。既になくなったのは、第21番・蔵田寺(さそう堂)千手観音、第27番・宝寿院の十一面観音、第28番・大運寺(浅間堂)十一面観音、第30番・灯明寺(大雲庵)十一面観音などです。最近では第22番・清源院(朝日堂)の千手観音は寺の改築に伴い平成最後に朝日堂がなくなってしまいました。ただ千手観音は本堂には祀ってあるとのことです。尚、鎌倉市内のみを対象とした鎌倉33観音霊場とは名前は似ていますが別の霊場巡りとなります。

戸塚区・泉区版のコラム最新6

ゆめが丘・定点観測

ゆめが丘・定点観測

第18回 撮影日2024年4月9日 午前10時〜雨

4月18日

泉サポートプロジェクト

泉サポートプロジェクト

vol.5 中北薬品株式会社 横浜西支店

4月18日

とつか歴史探訪

第105話 戸塚区・泉区の誕生

とつか歴史探訪

4月11日

お口から始まる健康、見直してみましょう

お口の健康塾 5th Vol.1

お口から始まる健康、見直してみましょう

4月4日

とつか歴史探訪

第104話 住民パワーが誕生させた東戸塚駅

とつか歴史探訪

3月14日

脊柱管狭窄症で歩けないあなたへ

NORII先生に聞く!「カラダ改善プログラム」その4

脊柱管狭窄症で歩けないあなたへ

3月14日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月4日0:00更新

  • 3月28日0:00更新

  • 2月8日0:00更新

戸塚区・泉区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

戸塚区・泉区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月19日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook