記者が見た、聞いた、感じた、を伝える あっとほーむデスク 5月26日0:00更新
イランの名匠・アッバス・キアロスタミ監督の「桜桃の味」。自殺志願者の中年男性が、ジープを運転しながら遺体の片付けをしてくれる人を探す、一風変わったロードムービーです。物語の最終局面。依頼を受けた老人が、中年男性におおよそこんな話を。「体中が痛い痛いと嘆いている人がいた。医者に行くと『それは、体を触っている指が折れているからだよ』。あんたもそんな風になっているんじゃないか」。映画は結末を提示しないまま唐突にプツリ。解釈は観客に委ねられます。世情に目を向けたとき、ふと、数10年前に見たこの作品を思い出しました。本紙今週号では、小中学生が所属する硬式野球チームの活躍、幼稚園児のサツマイモの苗植え、自治会での防犯活動などの取り組みを紹介。大切で欠くことのできない地域活動です。読んでくれた人に少しでも力を与えられたら。そう願っています(M)。
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4月18日