全日本自転車競技選手権大会でロード・レース50代の部で二連覇した 山本 敦さん 南舞岡在住 50歳
勝ちたい一心に支えられ
○…61・5Kmのコースを時速40Kmの速さで激走するロードレース50代の部で、全国二連覇を成し遂げた。終盤3人の争いからゴール間際で追い抜き、わずか0・5秒の僅差で競り勝った瞬間「やってやったぜ」と思わずガッツポーズを掲げた。「周囲の期待も大きく、相当な重圧を感じていたが、応援があったからこその結果。仲間への感謝の気持ちが一番」と満面の笑みを見せる。
○…横浜生まれ横浜育ち。普段は電子機器メーカーに勤める。学生時代はスポーツ一色だった反面、仕事に追われる毎日から年齢とともに体重が増加。健康を手に入れるべく、30代後半で妻と始めたのが自転車だった。知り合いの誘いで大会に出場すると、生来の負けず嫌いな性格からすぐにのめりこみ、2年後に満を持して高額なロードバイクを購入。市民大会で優勝を重ね、昨年50代の部で日本一に輝いた。「スピードの爽快感、長距離を走り切った後の達成感、仲間との出会いなどがやっぱり魅力」
○…スポーツ少年で高校時代はアーチェリー部に所属。インターハイ優勝経験から日本体育大学に入学したが「思うように結果が残せなかった」と挫折を経験。しかし当時がむしゃらに努力した気持ちといまは変わらず、「長距離の大会は辛く、まるで修行僧。それでも同年代に勝ちたい、負けたくないという強い思いが支えている」。
○…7年前から戸塚区民。現在は妻と長女長男の4人暮らしで、「あとは柴犬。12月の柚子湯に入る日に来たから名前は柚子」と笑う。今後は観光などにも楽しめる生涯スポーツ・自転車の魅力を広めたいと話しながら、「出られる限り大会に出たい」。全国3連覇やアマチュア世界大会出場を目指し、今日もロードバイクを走らせる。
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4月18日