意見広告・議会報告
県政報告vol.6 身近な環境問題を一つずつ 立憲民主党 県議会議員 森田 学
私は昨年度、神奈川県議会の環境農政常任委員会、安全安心特別委員会(副委員長)、決算特別委員会に所属しました。
そこで、今回は環境農政常任委員会での問題や取り組みについてご報告いたします。
プラごみの「回収」
生活に最も身近なこととしてはプラスチックごみの問題があります。県でも「プラごみゼロ宣言」を打ち出し、排出抑制や資源としての利活用を進めています。私は常任委員会の場で、川や海に流れ出てしまったプラごみを「回収」する視点が抜けていると指摘。県として回収の取組強化や地域で清掃活動を行うボランティアの支援について要望しました。
今年2月に柏尾川で清掃活動をしているボランティアの方々が県表彰を受けました。こういった心ある活動を支援することが重要だと思います。
柏尾川の絶滅危惧種
戸塚区のシンボルリバー・柏尾川に絶滅危惧種が生育しているのをご存じでしょうか。ミズキンバイという多年草で6月下旬ごろから黄色い花をつけます。
このミズキンバイは全国で4県しか自生が確認されておらず、県内では戸塚の柏尾川でしか見られないという報告もあります。しかし、そんな希少種が身近にあることはあまり知られていないのではないでしょうか。
生物の多様性はまさに環境の豊かさを示す指標です。県でもレッドデータブックを作っており、身近な危惧種を知ることが環境への関心を高める一歩です。柏尾川のミズキンバイを含めた絶滅危惧種については看板の設置や保護活動の強化を県に要望しました。
潜在するPFOS(ピーフォス)
昨年来、米軍基地で基準値以上の数値が検出されたPFOS(有機フッ素化合物)。発がん性や早産のリスクが注目されている中、実は消火剤として集合住宅の地下駐車場等に現在も設置されており、県内に約14万トンを抱えている状況です。
ただこれを撤去するには多額の費用がかかることから、集合住宅の建て替え問題と合わせて、早急に支援策を策定する必要があります。
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