戸塚区・泉区 意見広告
公開日:2025.08.28
県政報告 162
みんなとプラごみ対策を
神奈川県議会議員 北井宏昭
プラごみの課題については、これまでも議会で指摘し、子供達の将来を考えれば妥協は不要と主張してきました。そんな中、横浜市は2年前から、分別プラごみに「汚れたプラ」を混入させても良いと収集の仕方をあらためました。市民からは「楽になった」と歓迎する声も聞かれます。
ごみ処理コストと環境負荷の増加につながるこの件について、横浜市に尋ねたところ「家庭ごみのプラ分別回収率が6割程度で、やむをえず回収率を上げるため。ただし出来るだけ汚れは落として欲しい」とのこと。汚れたプラの混入については、リサイクル業者とも協議し、表現を含めた妥協点を模索したようです。とは言え、市民にその意図が伝わっているようには思えません。
分別プラごみへの汚れたプラの混入は、プラの再生における作業工程とコストを増やし、再生プラ活用推進から、時代に逆行する行為になりかねません。EUでは、再生プラの活用が積極的に進められ、すでに汚れたプラごみは規制対象に。ゼロ・ウェイスト宣言をしている徳島県上勝町は「プラごみの臭い」にまでこだわり、再生率アップを徹底しています。
横浜市以外の自治体は汚れたプラの混入に否定的。人口370万の大都市が他の自治体と足並みをそろえないことは大きな課題です。本県は「かながわプラごみゼロ宣言」を発信し、リサイクルされずに廃棄されるプラごみのゼロを目指しています。そこで知事に対し、県内のプラごみ対策がバラバラにならないよう本県がリードするとともに、環境問題が直撃する若年層の意見を取り入れるよう求めました。
北井宏昭
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戸塚区戸塚町3870‐1
TEL:045-871-5454
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