戸塚区・泉区 意見広告
公開日:2025.09.11
県政報告vol.7
老朽化する区内団地、建替えへ一歩
立憲民主党 県議会議員 森田 学
今年度第2回の県議会定例会にて、一般質問に立ちました。私は昨年より、老朽化が進む県営住宅(団地)の建て替えについて、特に戸塚区内の対応が他地域に比べて著しく遅れている点を繰り返し指摘してきました。
昭和40年代、急速な人口増加に伴う住宅不足に対応するため、県内各地に団地が集中的に建設されました。そのため現在では築50年を超える団地が多数あり、居住環境の安全性・快適性の確保が喫緊の課題です。
県は「健康団地推進計画」に基づき、昭和55(1980)年以前に建設された団地を、築70年を迎える前に順次建て替える方針を示しています。戸塚区内には8つの県営団地がありますが、そのうち「川上第一」「川上第二」「汲沢」「原宿」「平戸」「柏陽台」の6団地が建て替え対象年次に該当しています。
しかし、これらの団地はすでにリフォームや個別改善工事が実施済みとの理由で、昨年3月に策定された10年間の建て替え計画には含まれていませんでした。これは、地域住民の実感とは乖離した判断であり、まちづくりや生活の質の向上を求める声に応えるものとは言えません。
区民の声から
議会では、戸塚区の状況を伝え地域バランスを考慮した計画の見直しを強く求めました。知事から「見直しの時期となる2028年度の計画決定に向け、地域バランスも含めて改めて検討する」との答弁があり、一定の前進が見られました。
この問題の発端は、地域活動の一環として立ち上げた「まちプロジェクト」で、学生と実施した街頭アンケートでした。地域課題を若者と共に掘り下げ、行政に届けることで政策の一歩を動かすことができ、非常に意義深いと感じています。
とはいえ、計画決定はまだ数年先の話です。建て替えの実現に向けて、今後も地域の声を継続的に届け、行政に責任ある対応を求めていく必要があります。
安心して暮らせる住環境の整備は、行政の基本的な使命であり、防災上も地域の未来を支える重要な政策課題です。今後も区内団地の建替えに向け活動して参ります。
立憲民主党 森田学
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戸塚区品濃町548‐1みつやまビル2F
TEL:045-719-4891
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