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公開日:2025.10.02
県政報告 163
医食同源、農業万歳!
神奈川県議会議員 北井宏昭
本報告は慣行農業を否定・批判するものではなく、限りある生産基盤の中で食料を確保し、食生活を支えてくださっている生産者の皆様に最大限の敬意を表することをあらかじめ申し述べます。
わが国は、添加物・農薬・GMO(遺伝子組換え食品)の天国などと揶揄されます。また食品表示ガイドラインの変更により、どんなものを食べているのかが判らないようになりがちです。
国は4年前に「みどりの食料システム戦略」を打ち出し、有機農業の奨励を表明。有機農業とは基本的に、化学肥料や農薬、遺伝子組換え技術を利用しない農業のこと。
しかし有機農業は、手間も時間も掛かり、生産量も上がらず高価になりがちです。虫の喰った野菜は、見栄えなどで消費者に敬遠されることも。
農家さんに有機農業の現実について訊いたところ「多くの手間が掛かって、簡単に出来るものではない」とのこと。
国内の農業生産者は高齢化が進み、今後も担い手減少が見込まれ、生産基盤の脆弱化が深刻な課題です。同時に、安全保障上も食料自給率のアップが求められています。そのための農薬も化学肥料も、現状これらを使わざるをえません。まさにジレンマです。
前述の「みどりの食料システム戦略」は地方への交付金の予算措置とともに「学校給食」が明確に示されています。
そこで県教育長に対し、学校給食の食材を有機農産物に切り替えることを訴えました。今すぐすべては無理ですが、少しずつでも拡大させ「子供たちへのオーガニック推奨」と「慣行農業の有機農業化を支援」の一挙両得を求めて行きます。
北井宏昭
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戸塚区戸塚町3870‐1
TEL:045-871-5454
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