戸塚区・泉区 意見広告
公開日:2025.10.02
県政報告
県立高校のアクセス向上を
神奈川県議会議員 田中しんじ
相鉄線の東急・JRとの直通運転による泉区から都内へのアクセス向上は、子どもたちの「通学」にも影響があります。「都内の私立高校の方が近い」という現象も起きており、さらに国による2026年度からの私立高校授業料無償化もあって、都内に進学する県内高校生が増えることが予想されます。
また先日、舞岡高校と金井高校など8校の再編・統合が発表されました。都内の高校にも通学できるということは選択肢を広げることであるものの、中長期的には県内高校の存続が困難になり、将来の選択肢が減ることにもなりかねないジレンマがあります。
スクールバスの運行など模索を
県立高校の課題の1つとして私が考えているのが、交通アクセスです。県立高校は駅から距離のある立地の学校がほとんどで、私の母校・光陵高校も「権太坂」の頂上にあり、東戸塚駅から徒歩では40分要します。
また、近年は子どもたちの不登校の増加が社会課題となっていますが、「通学時間が長すぎる」ということも、ひとつの要因となります。
このアクセスの課題を解消する1つの方策が、スクールバスの導入です。私学のみならず、公立高校でも方法を模索する必要があります。
実際に他県では導入実績があり、神奈川と状況の近い埼玉県を調査したところ、OB・OGやPTAが学校の後援会を組織し、「利用者負担」で運行するという方式を採用しているそうです。
県議会の一般質問で質疑したところ、教育長は「協力する」と答えました。公共バスも廃線・減便するなか、あくまで地域、OB・OG、PTAによる運行方式になりますが、新たなスクールバスの実現を切望します。
田中しんじ
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泉区中田南5-59-20
TEL:045-806-1057
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