掲載号:2009年12月10日号

○…社長就任から2ヵ月。「日に日に周りの期待や熱気が高まるのを感じ、自分もますます熱くなっている」。モットーは「スピード」。「どんどん新しいことにチャレンジして、『勝つ集団』を作っていきたい」と頼もしく語る。
○…そんな新社長の姿に、フロントに早くも変化が現れてきたという。「ありがたいことに、僕がポンポン投げるアイデアにみんなが応えてくれる」。先日の尾花高夫新監督の就任会見を船上で行ったのは、「横浜らしくしたい」という新社長のアイデアをスタッフが実現したもの。ネットを活用してファンと選手がもっと身近に交流したり、スタジアムで楽しんでもらう案などを次々と語る姿には、自然と引き込まれそうな魅力がある。
○…目標はもちろん優勝で、『勝つ集団』作りにこだわるが、同時に「応援してくれるファンが一番大事」と強調する。地元やファンに夢と希望を与えられるチームを作り、「やっぱりベイが元気だと街も元気だね」と言われる地域に根ざした球団を目指す。「球団がよくなるためなら何でもするつもり」と、既に自ら地元企業や行政にも出向き、地域一丸で盛り上げようと呼びかけ始めた。
○…千葉県富津市出身。1960年に電通に入社し、初めての赴任先が横浜だった。以来30年近く横浜で働き、1989年の「YES'89 横浜博覧会」では広報担当として携わった。常に前向きな考えや、数々のアイデアを生み出すチャレンジ精神は電通時代に培われたもの。人と人との出会いに感謝し、今回の社長就任も「お世話になった横浜への恩返しだね」と微笑む。
○…11月23日に69歳の誕生日を迎えた。奇しくもこの日はチームのファン感謝デーの日。「これも何かの縁だね」と語る表情は数え年で古希を迎えたとはとても思えない。「絶対に球団をよくするから期待していて」。チームの再建に確かな自信を見せた。
2016年6月16日号