職員（右）の指示で頭を守る観客たち
栄区民文化センターリリス（遠藤美彦館長）で９月８日、避難訓練コンサートが開催された。
これはコンサートの途中に地震が発生したという想定で、職員と観客が一緒に避難訓練に取り組むもの。約２００人の観客が参加し、公演中のホールから屋外への避難を体験した。
訓練前には職員が観客に対して、ホールで地震が起きた際のポイントとして焦らないことと、頭部を保護することの２点を説明した。公演が始まると途中で緊急地震速報が流れ、演奏を中断。観客たちは職員の指示に従って頭部を守ってその場で待機し、状況確認をしてから屋外へ避難した。
訓練終了後、観客たちは高瀬真由子さん（ヴァイオリン）と大野真由子さん（ピアノ）の演奏を楽しんだ。遠藤館長は「ホールという家庭内ではない環境で、地震などの災害が起きた時にどう対応していくのか考えるきっかけにしてほしい。自宅へ帰ってからも、今日学んだことをぜひ考えてみて下さい」と話した。
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