公田町のせせらぎロード沿いに、全長60メートルの壁画(=写真)が出現した。描いたのは、NPO法人クーピーファッションアートグループのメンバーと公田小学校の児童、さかえ福祉活動ホームの利用者ら。
同法人は沖縄を拠点に健常者と障がい者の交流をアートやファッションショーを通じて広げる活動を展開。一昨年、中野町にある社会福祉法人杜の会のSELP・杜で、イベントを行ったことをきっかけに、栄区とつながりを持ち、昨秋は区内で行われた「アートdeつながるShop3」に参加、公田町の飲食店「多麻里場」のシャッターアートを手がけた。
その様子を見た近所に住む長沼芳人さんが壁面を提供し、壁画の制作を同法人に依頼。地域の子どもや障がいのある人に呼びかけ、1週間かけて完成させた。
壁画のテーマは「今こそ」。海・自然・まち・学校・空の5場面がアクリル絵の具で色彩豊かに描かれている。「地震が起き、今こそ考える、行動する、立ち止まることが必要なのではないかと考えてこのテーマにした」と同法人の松尾昌明さんは話す。「多くの人の協力で出来上がった作品。思いがつまっていて、ストーリーもある。地域の人たちに考えるきっかけを与えられれば」
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