栄区ではこのほど、新たな地産地消プロジェクト「女子大生がプロデュース!地元野菜で体もまちも元気にするプロジェクト」を開始した。鎌倉女子大学の学生と区内の飲食店が共同で、地産地消を推進する新たなメニューを開発。区民に地元の農産物を使ったメニューを提供する。
昨年度から開催している本郷台駅前広場での「アオソラマルシェ」をはじめ、区は地産地消を推進する取組を進めている。このプロジェクトを通して地元の農産物を使ったメニューを提供する飲食店を増やすことで、区民が地元産の農産物を味わう機会を増やし、より一層地産地消を進めることがねらいだ。
今回、参加する店舗は弁当・惣菜店「お弁当・お惣菜 たくたか」(笠間)、洋菓子店「パティスリー シェ・ツバキ」(小菅ケ谷)、仏料理店「フレンチレストラン シェ・ナカ」(小山台)の3店舗。3店舗は地元の駅弁製造会社や食品メーカーなどと提携した商品開発を行った実績がある鎌倉女子大学家政学部の学生らと共同して、栄区産を中心に近隣で生産された野菜や果物、豆類を使用した新たなメニューを考案する。
11月から販売予定
すでに店舗とそれぞれの店舗を担当する学生たちの顔合わせを行い、「シェ・ナカ」では7月30日に2回目の打ち合わせが実施された。
当日は同店担当の学生に、同店の岡崎潤輔シェフが学生たちにイメージが湧きやすいよう旬の食材を使った冷製スープや小さなコロッケ、前菜などの料理3〜4種類を用意。シェフの説明を聞き逃さないよう細かくメモする熱心な学生の姿が見られた。
今後は各店舗の方針に合わせた新メニューを学生が考案。店舗とともに検討や試作を何度か重ねた上で新メニューを決定し、10月下旬に発表する予定。各店舗での販売も11月から来年1月末までの間を予定している。また11月7日(土)に開催される「栄区民まつり」でも考案された新メニューのPRを行うつもりだという。
主催するさかえの食と農を育む実行委員会(磯崎保和会長)事務局では「こういった取組を通じて、区民の皆さんに栄区や地元で生産された農作物を意識して味わってもらい、おいしさを感じてほしい」と話した。
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