アニサキス寄生虫に注意
寄生虫・アニサキスによる食中毒が増えている。昨年、横浜市内で発生した食中毒(36件)で、最も多い9件の原因がこのアニサキス。今年は既に6件確認されており、昨年に早くも迫る勢いだ。主に魚の内臓表面に寄生する2〜3cmほどのひも状の寄生虫で色は半透明。通常は排泄されるが、胃に留まると差し込むような腹痛、場合によっては嘔吐などの症状を引き起こす。生のサバやイカなどには注意が必要だ。家庭で作ったシメサバが原因になった例もある。加熱調理が最も効果的な予防法。内臓の早期除去や、隠し包丁で虫に傷をつける方法もある。
金沢福祉保健センターの有竹義男さんは「活きの良い魚が市場に出回る時期に多く発生する食中毒。自分で釣った魚で発生する例もある」と話し、金沢を含む海岸沿いの区で特に発生が増えていると警告している。
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