朝比奈小学校で6月16日(土)と17日(日)に「ホタルを見る夕べ」が開かれる。これは学校の裏にあるビオトープ周辺に発生するホタルを鑑賞する催しで、毎年、子どもや地域の人が2〜300人集まる。「この時期、ホタルの光を見ることができるとほっとする。やってきた保護活動は間違ってなかったんだと思って」と話すのは、五十嵐孝明さん(57)。ホタルの生育環境の保護を目的に、池の手入れなどをする「わくわくホタル池守り隊」(通称・池守り隊)の隊長として、10年以上活動を続けてきた。
ビオトープが作られたのは2000年のこと。児童の「裏山から湧き出る水を利用して、ホタルやトンボ、魚が住む池を作りたい」という発案から池づくり(ビオトープづくり)がスタートした。そして児童と地域の人が力を合わせ、1年がかりで水路と池を完成。その後、保護者や地域の人が中心となり池守り隊を発足させた。現在、毎月第3土曜日に活動している。
こうした功績が認められ、池守り隊は今年3月、「かながわ地球環境賞」を受賞。前隊長の川原道彦さん(83)は、活動日以外の週末にも足を運び、池の手入れを怠らない。「ビオトープがずっとずっと続くことを願っているんです」とほほ笑んだ。
|
<PR>
金沢区・磯子区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|