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金沢区・磯子区 社会

公開日:2012.11.29

学生向けの名刺を開発
山陽印刷と学生がコラボ

  • 秋山社長(中央左)と表彰された学生ら

  • 銀賞の望月さん(左)と金賞の関水さん(右)のデザイン

 区内企業の山陽印刷(福浦)は、神奈川県立産業技術短期大学校(旭区)の2年生と協力し、18歳〜22歳前後の若者をターゲットにした名刺を企画・製作した。11月16日、秋山桂子社長らが同校を訪問。デザイン製作に挑戦した学生12人を表彰した。参加した学生には、賞状とともに自分がデザインした名刺が贈られた。式後、早速名刺交換をする学生の姿が見られた。



 金賞には、「質感の高い手書きのイラストで、淡く優しいながらもしっかりとした個性が光るデザイン」と評された関水紫苑(しおん)さんが輝いた。また銀賞は望月沙織さん、銅賞は林沙彩(さあや)さんが受賞。望月さんは「緊張したし、何度も作り変えて、とても大変だったけど、自分が使いたいと思うようなものを作った」と製作過程を振り返った。



 「アドバイス一つで作品が劇的に良くなって驚いた。学生の可能性を感じた」という同社。最後に秋山社長は「私たちの既成概念にないようなデザイン・色使いが新鮮だった。これからも頑張って」と学生たちにエールを送った。



 完成した約30点のデザイン名刺は、年末から一般販売される予定。桜木町のランドマークプラザにある同社のプリントショップで注文可能になるという。



 この取り組みは、横浜市経済局工業技術支援センターの中小企業支援事業「デザイン産学官連携プログラム」の1つ。2009年から企業と学生の産学連携を推進している。4回目となる今年度は、選考の結果7校と10企業が参加し、商品開発に取り組んだ。

 

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