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エコチル調査 健康な子どもの未来を作る 妊婦に調査協力を呼びかけ
環境省は全国プロジェクト「子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)」を実施し、生活環境の中で触れる物質や生活習慣が子どもの成長や病気にどう関係しているのか調査している。神奈川県内は横浜市金沢区、大和市、小田原市の3地域が対象。対象地域に住む妊婦に調査への協力を呼びかけている。
調査内容はホームページhttp://www.env.go.jp/chemi/ceh/index.htmlかhttp://www.yokohama-cu.ac.jp/ecochil/まで。
医師の育児相談も
横浜市立大学医学部にある神奈川ユニットセンターは1月29日、運営協議会を開き調査実施状況や大和市の取り組み例を報告した。同センター長の横田俊平教授は、全国的に出生率が低下している現状に触れ、「これからの小児医療は病気の子どもだけでなく、健康な子どもをどう守っていくかが課題だ」と指摘。エコチルは、その課題に取り組むための有用なデータになると話した。調査開始から約2年がたち「参加者を”集める”だけでなく、”見守っていく”ことがより重要となる」というのは国立環境研究所にあるエコチル調査コアセンターのセンター長代行の新田裕史さん。参加者が協力を続けやすい体制づくりの必要性を説いた。
その体制づくりの一例として、大和市の「医師によるエコチル育児相談」の開設事例が発表された。従来は保健師と管理栄養士のみだった育児相談で、小児科医にも直接相談できる環境を整備。「気になることを直接、小児科医に聞ける場所があるのは、保護者の安心につながる」との声もあがった。このエコチル育児相談は金沢区と小田原市でも実施している。
■問い合わせ=かながわユニットセンター事務局【電話】045・782・2770(平日午前9時〜午後5時)。
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