上行寺(六浦)で2月13日、100日間にわたる大荒行の成満帰山式が行われた。檀家ら約200人が見守る中、僧侶10人がふんどし姿で数回にわたり水で身を清めた。
水行を披露した10人は、昨年11月1日から2月10日まで、千葉県市川市の遠壽院で日蓮宗の修行「大荒行」に挑んだ。これは100日間にわたり午前3時から、6時、9時、正午、午後3時、6時、11時の1日7回、冷たい水をかぶる日蓮宗の過酷な修行。修行中は、1日2時間程度の睡眠と、朝夕2回、粥と汁の質素な食事で過ごす。伸びた髪やヒゲ、ギラついた目、こけたほお―荒行を終えた僧侶の風貌の変化に「思わず手をあわせてしまう」と檀家の一人は話していた。
今回初めて大荒行に参加したという上行寺の僧侶・倉多亮延(りょうえん)さん(26)は「何かを得たというよりも、娑婆に戻って家族や檀家さんの支えをより大きく感じるようになった」と修行の成果を話した。
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