横浜創学館伊澤さん 祖母に感謝の「しらすピザ」 レシピコンテストで銅賞
受賞に笑顔
横浜創学館高校の伊澤桃花さん（１年）が２月16日、東京・新宿で行われた「食糧学院 高校生レシピコンテスト」の最終選考で銅賞に輝いた。
２回目となる今年のテーマは「感謝」。「忙しい中、いつもお弁当を作ってくれるおばあちゃんにどこかで感謝を示したいと思っていた」と話す伊澤さんは、同居する祖母の故郷、鎌倉名産のしらすに注目した。そして祖母の好きなピザとほうれん草、エリンギを組み合わせた「しらすと野菜のピザ」を考案。約４５０人の応募から一次審査を通過し、決勝で実際に調理した。
「水を入れすぎてパンみたいに膨らんでしまったことも」と伊澤さん。前日まで試行錯誤し、直前でレシピを変更。しらすをのせて焼くと風味が損なわれると気付き、仕上げにしらすをピザ一面にちらすことにした。本番は手順を間違えることなく、審査員からも「しらすを使う発想が良い」と評価を得た。「おばあちゃんも会場に来て、成長したねと言ってくれた。初めてだらけの経験で私も成長できたと思う」と笑顔で話す。
料理好きの家族の影響で料理を始めた伊澤さん。特に冷蔵庫の食材を少しの工夫で美味しく仕上げる祖母の味が好きだという。「料理を食べて笑顔になってもらうと私も幸せ。これからもっと作れるようになって家族や大切な人に食べてもらいたい」と話していた。
「しらすと野菜のピザ」（学校提供）
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