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連載 かねさわ地名抄 第7回「朝比奈」 文・NPO法人 横濱金澤シティガイド協会

公開:2013年3月14日

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世界遺産候補でもある「朝夷奈切通」
世界遺産候補でもある「朝夷奈切通」

 朝比奈町には、鎌倉市十二所(じゅうにそ)まで国の史跡「朝夷奈切通」が通じています。ここは江戸時代、相模国鎌倉郡峠村で、明治22(1889)年の町村制で大字峠(現金沢区朝比奈町及び東朝比奈の一部)と称しました。「大道中学校前」バス停側の「鼻欠地蔵」までが東鎌倉村や鎌倉町に属しましたが、明治30(1897)年、久良岐郡六浦荘村の大字となり、昭和11 (1936) 年六浦荘村が横浜市磯子区に編入されたのを機に現町名となりました。

 新町名には「朝比奈」が選ばれましたが、これは旧峠村以来の地域のシンボル的存在である朝比奈切通しにちなんで名付けられました。朝比奈切通しは国指定史跡としての正式名称は「朝夷奈切通」ですが、古い時代からの普遍的通称である「朝比奈」が新町名として採用されました。

 鎌倉幕府の公式記録では、鎌倉側の十二所から金沢区の六浦にいたる道路全体が「六浦路」とされており、切通しの固有名詞は見られません。江戸幕府が編纂(さん)した「風土記稿」では「朝比奈切通」の固有名詞をもって紹介しています。しかし、古い時代から和田義盛の三男・義秀が一夜にして切り開いたという伝承にちなんで、一般には「朝夷奈切通」または「朝比奈切通し」の名前で呼ばれていました。この朝夷奈は、義秀の末孫・道半の時に文字を「朝比奈」と改めたとも言われています。

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