金沢小学校 明治開校から140年 地域性活かした教育に
金沢小学校(町屋町)の創立140周年記念式典が11月9日に行われた。当日は学校関係者や地域住民など約200人が招かれ140周年を祝った。
式典に先駆けて行われた「スターパーティー」では、140周年を記念して児童らが作成した歌「心ひとつに」の合唱や、記念キャラクター「かなジイ」をモチーフにした壁飾りが披露された。
卒業生で実行委員長の長瀬守さんは式の冒頭で、同校の「地域に開かれた」校風に触れ、「長い歴史の中の6年間在籍できたことは誇り。これからも地域に愛される学校あってほしい」と挨拶した。また続いて登壇した坂本昌彦校長は「子どもたちや職員と共に泣き、笑い、同じ時間を共有できたことを誇りに思う」と話した。
式典後は祝賀会が催され、水産庁の上田勝彦さん=人物風土記に関連記事=によるマグロの解体ショーや、フォークシンガー・高石ともやさんのステージ、町屋神社保存会の木遣りやお囃子で140周年を盛り上げた。
地域密着の学校作り
1873年、龍華寺(洲崎町)に開校された知足学舎がルーツ。3年後の11月20日に校舎を当時の寺前村に新設し「金澤学校」と改称。この日が開校記念日に定められている。1911年、現在の校舎がある町屋に新校舎が完成。1947年には現在の「横浜市立金澤小学校」に改称し、その4年後には八景小学校と文庫小学校がそれぞれ独立開校された。
現在は洲崎町や野島町、平潟町、町屋町から478人が通う同校。地元名産の穴子や海苔を使った給食や、海の公園の資源調査、アマモ移植活動など地域の特色を生かした教育を行う。また、毎週水曜には「朝の自由遊び」の時間を設け地域住民とスポーツを楽しむほか、12月に行われる「アートフェスタ」には地域クラブや大学生の作品を展示するなど地域と密接な関係を築いている。
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