神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

昨年11月、剣道八段に合格した高野道場(釜利谷東)館長の 高野力(ちから)さん 釜利谷東在住 49歳

公開:2014年1月23日

  • LINE
  • hatena

打ち勝つ気持ちを追及

 ○…高野道場三代目館長。合格率1%、「日本一難易度の高い試験」と称される「剣道八段」に合格した。「七段の頃と何かが変わったというわけではない。八段としての修業はこれからです」と襟を正す。

 ○…初挑戦の時は「もしかしたら受かるかも」という自信があったという。しかし結果は不合格。その後の挑戦も不合格が続いた。「このままじゃまずいという思いが頭を巡った。何が足りないのか考えた」。辿り着いた答えは「絶対に相手に打ち勝つという気持ち」。徹底的に追求し、稽古に励んだ。そして4年越し、8度目の挑戦で狭き門を突破する。「試験では、知らない間に体が動き、技を出していた」――。「考える」打突ではない「無心」の打突。それが追及の先にあった境地だった。

 ○…初代館長の祖父は範士九段、県剣道連盟の元会長で、祖母は日本女性初の教士七段。両親も剣道人という家で生まれ、5歳から竹刀を持ち始めた。友人が遊びに出かける中「帰宅すれば剣道」という毎日。打突で首元に血が滲み、何十分と続く打ち込み稽古が原因で血尿が出た。「人に負けないような根性を身に着けた」と話す。その後名門・鎌倉学園高校、拓殖大学に進学し活躍。29歳の頃には県代表に選出され、全国優勝も経験した。「一人だけ苦しいと思えば稽古も辛い。仲間に恵まれたから一生懸命に励むことができた」。仲間こそ、剣道を通して得られたもので最も大きいものだという。

 ○…温和な語り口調も、稽古の時はぴんと張りつめたものになる。「同じことを何回も注意させるな」「怠けようとするな」。激しい檄(げき)の端々には、門下生を想う気持ちが表れる。「自分の成長の為と思って稽古しなさい」。その言葉ひとつひとつに、「正しい心と強い身体を持つ立派な剣士に」という願いが込められている。指導者として、一剣士として、絶ゆまぬ成長を自身に課しつづける。

本まぐろ直売所

4/26~5/6は休まず営業、毎月第2・4土日は特売日!

https://www.yokosuka-honmaguro.com/

<PR>

金沢区・磯子区版の人物風土記最新6

齋藤 真美奈さん

4月1日付で金沢区長に就任した

齋藤 真美奈さん

西区在住 54歳

4月25日

中村 高久さん

磯子警察署の署長を務める

中村 高久さん

磯子区在勤 56歳

4月18日

浅原 誠治さん

4月1日にオープンした多目的アリーナ「横浜BUNTAI」の館長に就任した

浅原 誠治さん

中区在勤 52歳

4月11日

奈良 安剛さん

関東学院大学サッカー部の監督を務める

奈良 安剛さん

鎌倉市在住 41歳

4月4日

佐伯 隆道さん

金沢区佛教会の会長を務める

佐伯 隆道さん

金沢区富岡東在住 54歳

3月28日

境 領太さん

3月14日、都内開催の「起業家万博」で関東代表としてビジネスプランを発表した

境 領太さん

磯子区在住 39歳

3月21日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月25日0:00更新

  • 4月18日0:00更新

  • 4月11日0:00更新

金沢区・磯子区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

金沢区・磯子区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月25日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook