小学生サッカー教室 金沢高提案で実現 高校生と学生が指導
金沢高校と横浜市立大学のサッカー部員が指導役になり、小学生にサッカーを教える「はじめの一歩教室 サッカーでつながろう!」が2月22日、横浜市立大学第二グラウンドで行われた。
これは金沢高・サッカー部が提案したもの。「人材も施設もあるのに活用できないのはもったいないと思っていた」と粉川典史顧問。普段から練習試合を行っている横浜市大・サッカー部の協力を得て実現した。
同部では2011年から地元の少年チームを招いてサッカー教室を開いている。渡辺哲美主将(2年)は「小学生は素直に楽しいという表情が現れる。サッカーが好きという気持ちを思い出させてくれる」と話す。指導したことが、最後に行うゲームで生かされる時が嬉しい瞬間だという。「地元出身者の多い高校。自分たちも教えてもらった分、今度は教える立場になれれば」
教室には80人の小学生が参加。5班に分かれ、ボールに慣れるよう遊びを交えたドリブルやシュート練習、ミニゲームに汗を流した。西柴小学校5年の坂井湧希くんは「面白く教えてくれるので分かりやすかった」と話していた。
地域に尽くす
部員の左胸にあるのは、金沢区のシンボル・カモメと区の花・牡丹をあしらったエンブレム。地域への思いが現れている。その象徴が12年春から続く、火曜朝の地域清掃だ。手子神社前の公園や、海の公園など班に分かれてゴミを拾う。「きっかけは罰清掃」と粉川顧問は苦笑いするが、その後途切れることなく根付いたという。渡辺主将は「誰かがやる必要がある。当たり前のこと」とさらりと話す。大雪の日には八景駅前から学校までの道の雪かきを野球部と協力して行った。
プレーでは粘り強さが代名詞のチーム。「我慢強く人のために尽くすこととマッチしているのかも」と粉川顧問は笑顔を見せた。
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