「レスリングは怖いという印象があると思いますが、やってみれば、意外とハマる人も多いと思います」。自身も始める前は「怖いスポーツ」だと思っていたが、勝利を経験するうちに認識を改め、楽しさに気づいたという。「一番の魅力は勝った瞬間の嬉しさです」とほほ笑む。
小学5年生の頃に始めた。当時は「何度試合に出てもほとんど勝てなかった」というが、その悔しさこそが、練習のモチベーションとなったと振り返る。
釜利谷高校への進学と同じ年に、同校のレスリング部が創部。当時唯一の部員として、顧問の枝迫興一郎教諭とマンツーマンで特訓した。進級後も、入部してきた男子部員に混ざり練習を続けた。実力を上げ、全国高等学校女子レスリング選手権大会への出場など、好成績を収めた。
「どの試合も印象深いが、やっぱり一番の思い出はインターハイ」という。これまでインターハイのレスリング競技は、男子のみの開催だったが、昨年からは女子も追加。関東大会を勝ち抜き、記念すべき第一回大会への出場権を得た。「出場できたのは、嬉しかった。でもやっぱり一回戦で負けてしまったのは悔しかった」という。
4月からは過去に世界王者を輩出した法政大学へ進学しレスリングを続ける。「強い先輩たちに囲まれて、強くなりたいです。そしてやっぱり、全国優勝を目指したい」。穏やかな口調の中にも、熱い闘志が見える。
|
<PR>
金沢区・磯子区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>