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金沢区・磯子区

公開日:2014.04.10

金沢区の名所の視点…そうだったのか!
【1】金沢北条氏と高倉健 文・黒沢明(金沢区在住)

 鎌倉幕府の執権職を代々務めた北条氏。俳優・高倉健氏はこの北条氏の末裔だということは、知る人ぞ知る事実です。

 北条氏の菩提寺である鎌倉の宝戒寺の法要には、高倉健氏名でのお供え物が贈られています。また、同寺から歩いてほどなくしたところに、幕府14代執権の北条高時が自害した場所という「腹切やぐら」があり、その中にも高倉健氏の塔婆が立っています。

 「北条氏の末裔とはいうものの、その系図は…?」疑問に思い、高倉健氏の自伝小説を参照。するとそこに「北条篤時」という名が出てきました。どうやら彼の先祖にあたるとのこと。

 この名を見てはっと驚きました。篤時は、金沢北条氏の2代目、顕時の兄なのです。金沢北条氏といえば、称名寺=写真=や金沢文庫を創設した、金沢区を語る上でなくてはならない人物。

 歴史に「if」はありませんが、もし篤時が2代目を継いでいたら…高倉健氏には「区民栄誉賞」ならぬ「区民栄誉”末裔”賞」を贈らねばなりませんね。

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