横浜南共済病院(六浦東)に勤務する医師の高山敦子さんと看護師の白石聡美さんが、心肺停止状態になった男性を救ったとして7月23日、金沢消防署(中嶋俊明署長)から感謝状を贈呈された。
6月16日午前8時44分ごろ、南共済病院近くの路上に倒れていた男性(70)をたまたま通りかかった高山医師が発見。男性は顔が真っ青で、声掛けの反応も脈もなく心肺停止状態だったため、直ちに心臓マッサージを開始した。また、その場に居合わせた白石看護師も手伝い、的確な応急処置を実施。男性はすぐに駆けつけた救急車で南共済病院に搬送され、一命を取り留めた。現在は無事、社会復帰をしたという。
金沢区内で発生した救急患者の約35%は、南共済病院に搬送される。同病院では医師や看護師、施設関係者を対象に一次救急・二次救急の講習会を年10回程度実施し、スタッフの技術向上に努めているという。蜂谷將史院長はこうした救急医療をさらに推進していくとした上で、「医師であっても、急な事態に直面するとなかなか迅速には対応できない。勇気ある行動だった」と労った。
夏場は熱中症などで救急搬送が増加する時期でもある。金沢消防署の救急係長・鈴木善之さんは「熱中症だけでなく、脱水によって脳梗塞も起きやすくなるので注意が必要です。手足がしびれる、話づらいなどの症状が見られたら、早めに救急要請を」と呼びかけている。
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