京急線金沢八景駅から神武寺駅の間は、通常2本のみ敷かれるレールが「3本」になっています。
この区間は、総合車両製作所(大川)からJR逗子駅へ回送車両が運搬されます。京急車輌のレール幅は1435ミリ(広軌)で京急以外の回送車両は1067ミリ(狭軌)。両方の車両を走らせるために3本のレールが必要となります(三線軌条)。
次に写真をご覧ください。回送車両が六浦駅ホームの間だけ外側を走るよう、切り替えポイントが設けられています。何のために、またどのように走行するのでしょう…?
レール幅の広い京急車両は車両幅が2800ミリ。一方、回送車両の車両幅は2950ミリで逆に広い。つまり回送車両の車体がホームに近づきすぎて危険が伴います。かつてはホーム自体を線路から離していましたが、電車とホームの間が開きすぎて乗降に危険がありました。保安度を上げるため、日本、いや世界でも非常に珍しい切り替えポイントが考案されました。
京急電鉄広報の飯島学さんは「問題点をクリアし、お客様への安全と安心に繋げることができたのは良かった」と語っていました。
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