「わたしを呼んでいた」。能見台通に住む山崎光廣さん(85)が昨年11月、散歩中に何かに導かれるように立ち寄ったのがビーコンヒル能見台6号棟付近。「わずか2、3分ほどで四つ葉のクローバーを見つけました」。驚くほどあっさりした、人生初めての対面だった。たった一株を持ち帰り育てたところ、次から次に芽が出てぐんぐんと成長。2月末には六つ葉のクローバーも現れたという。
◇ ◇
鉢には現在、四つ葉が約15本。3月初旬には5つ葉も発見した。「四つ葉で満足していたら6つ葉まで。さらに7つ8つと葉が増えていくのでは」と山崎さん。妻の牧子さん(75)は「ギネスには56枚のものが登録されているそう。今後にこうご期待」と笑みをこぼす。
一株を大切に育ててきた山崎夫妻。栄養の高い土に変え、日当たりの良い窓際で夜間も10度以下にならないよう配慮してきた。それ以来「風邪もひかず、食欲も旺盛。カラオケでも良い声がでて元気」と光廣さんは笑う。「栽培を続け増やしたい。たくさんできたら皆に提供したい」と話した。
日本自然保護協会自然観察指導員の金子昇さん(富岡西)によると、クローバーは3小葉が基本。詳しい確率は不明だが、時に1、2枚から10枚程度の奇形個体が発生するという。「こうした形質は遺伝することがあるので、栽培していくことも可能でしょう」とコメントした。
|
<PR>
金沢区・磯子区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>