千徳真由さんの篆書の作品は昨年1月、神奈川県で最高位の教育長賞を受賞。7月30日(土)から8月3日(水)まで広島県で開かれる全国高等学校総合文化祭の書道部門に出展される。「ずっと見続けていたい大好きな書。(全国は)すごく嬉しい」と笑顔を見せる。
昨年10月に顧問の西澤憂教諭に勧められ、趙之謙(ちょうしけん)の篆書と出会った。「最初の印象は、なんだコレ? ずっと華奢な篆書体を書いていたので、異質に感じた」。だがじっくり字を見ているうちに、独特の書の虜に。線と線のせめぎあいや空白の存在感に魅了された。1枚を完成させるのに、約5時間をかける。西澤教諭は「驚くほどの集中力で、細部にこだわりをもって取り組んでいた」と評価する。
しかし、書けば書くほどどこがダメかが分かり、スランプに陥ったことも。「真似することに一生懸命で愛情がこもってなかった」と振り返る。筆を持たずにひたすら字を見続けることで魅力を思い出したという。「周りの支えがあったからこそ書けた」と話した。
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