金沢図書館で8月5日、「かみしばいを楽しもう」が行われた。公演は「金沢紙芝居の会『かなみん』」。2回の公演に、親子づれなど約50人が詰めかけた。
この日は小さな子どもも楽しめるよう、バラエティ豊かな紙芝居を上演。声色を変えて登場人物を演じ分けると、子どもたちは真剣な眼差しで聞き入っていた。また、「きつねの盆踊り」ではメンバーが歌に合わせて踊る場面も。真似する子どもたちの楽しそうな姿も見られた。
金沢区民活動センター主催の紙芝居デビュー講座を機に誕生した「かなみん」。メンバーは15人。3月にデビューし、今回が3度目の公演だ。「自分が楽しめば観客に伝わる。真剣に見る目や前のめりになる姿勢など、その場で反応がわかるのが嬉しい」話すのは代表の滝口浜子さん。本の読み聞かせと異なり、絵とわずかな言葉で物語を演じて伝えることが魅力だという。
「終わった後で女の子が『もう一回やって』と声をかけてくれたことがあった」と話すのは棚橋一三さん。「普段は奥手だが、自発性が出たとお母さんに喜んでもらった」と嬉しそうに話す。紙芝居の心を動かす力を経験した出来事だった。
メンバーは練習を重ね、今後の公演を目指していく。
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