並木にある舟だまりで9月3日、櫓をこぐ体験会「舟頭になろう」が開かれた。主催は「これからの並木を創る会」(コレナミ)の水辺部会。参加した地域住民ら約10人は、祇園舟保存会メンバーの指導のもと、祇園舟の練習用の和舟で櫓をこいだ。 参加者のほとんどが櫓を使うのは初めて。帆船模型を作るのが趣味という並木在住の浜口雄一さん(67)は「この年になると何でも体験してみたいと思うようになった。聞くとやるとでは大違いで、(体験は)財産になったと思う」と話した。祇園舟保存会の野本太助副会長は、「興味を持ってもらえるのは、嬉しいこと。保存会に若い人が入ってくるきっかけになれば」と話した。これからも協力できる範囲で続けていきたい意向だ。
この体験会は「ふなだまり倶楽部」の催しの一つ。2012年から関東学院大学中津研究室が行ってきた子ども向けワークショップを、大人も参加しやすいように企画した。リーダーを務める野尻拓也さん(4年)は、「今は自由に舟だまりに入れないが、実績を積み上げて、身近な水辺にしていきたい」と話した。
|
<PR>
金沢区・磯子区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|