神奈川県立金沢文庫(金沢町)は、12月18日(日)まで生誕800年を記念した特別展「忍性菩薩 関東興律七五〇年」を開催している。
忍性(1217〜1303)は東国を中心に真言律宗を広め、全国各地の社寺の復興に尽力した人物。忍性の生誕800年となる来年は、くしくも極楽寺と称名寺が、忍性の関与で西大寺の末寺となって750年という記念の年でもある。
特別展では、1252年に忍性が生まれ育った奈良を離れ関東に下向した後の関東布教や鎌倉幕府との関係を中心とする足跡を、真言律宗の重要拠点寺院である極楽寺や称名寺のゆかりの文化財を中心に紹介。また没後、忍性の思想がどのような人に受け継がれていったかも解説する。
さらに同展では秘仏・極楽寺釈迦如来立像と十大弟子像を特別公開。称名寺の釈迦如来立像、十大弟子像と対比して鑑賞できる。
11月27日(日)は金沢文庫長の永村眞さんの特別講演会「東大寺大勧進 忍性」を開催。午後1時30分から3時30分。受講希望者は往復はがきに講演会名と日付、住所、氏名、電話番号を明記し、〒236―0015金沢区金沢町142、神奈川県立金沢文庫に申し込みを。11月15日(火)必着。問い合わせは【電話】045・701・9069へ。
|
<PR>
金沢区・磯子区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>