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高津区 トップニュース文化

公開日:2025.12.26

溝口神社
初詣を、ひと足早く
推奨「幸先詣」、5年で定着へ

  • 御祈祷受付所前に設けられた縁起物を頒布する一画

  • 「分散参拝」が呼び掛けられていたコロナ禍当時の境内(2021年1月3日撮影)

 高津区内などで、地域の祈願所として古くから親しまれている「溝口神社」(鈴木敬一宮司/溝口2の25の1 【電話】044・822・3776)で昨今「幸先詣」が広がりをみせている。

 「天照皇太神」を祭る同神社は厄除け、開運、安産、子育て、縁結び、家内安全などにご利益があるとされる。12月下旬からは御祈祷受付所の前に御札や御守り、破魔矢といった縁起ものを領布する一画を新設。さらに21日(日)には社殿前で厄除けの祈祷「年越えの大祓え」も執り行われるなど、多くの参拝者で賑わう新年を前に、着々と準備が進められている。

「幸先良い」新年願うコロナ禍、契機に広がり

 また、新型コロナウイルスが猛威をふるっていた2020年の暮れ。当時、感染拡大防止の観点から「ソーシャルディスタンスの確保」や「分散参拝」が呼び掛けられる中、各地の寺社が推奨し、瞬く間に広まったとされる「幸先詣」も、定着の兆しを見せている。

 これは正月を迎える準備を早めに済ませ、年内のうちに「幸先良い」新年を願う参拝を行うというもの。鈴木宮司は「(年内に)御札を受ける際に、幸先詣の御参りをされる方は増えています」と、昨今の参拝者の動向を話している。

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