第7回梅原賞授与式が10月12日、横浜市立大学附属病院(金沢区福浦)の修士講義室で行われた。受賞者は、同大学大学院医学研究科循環器・腎臓・高血圧内科学の石上友章准教授(56)。石上准教授の研究する「動脈硬化症」は、心筋梗塞や脳梗塞の原因となる疾患で、その制圧は社会的な課題ともなっている。大野茂男選考委員長は、「近年、新たな危険因子として炎症が示唆され、その鑑別と生物学的な基盤の解明が望まれていた。石上准教授が、動脈硬化症の新たな危険因子を同定し、新たな治療法の可能性を切り開いたことは、賞にふさわしい成果」と受賞理由を述べた。
横浜総合医学振興財団(福浦)は2003年、「梅原基金」を設立。研究成果が臨床に応用されることが期待できる医学研究を厳選し助成している。これまで計192件の研究が対象となった。梅原賞は助成対象から特に優れた研究者に贈られる。
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