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中医学で健康な毎日を インフルエンザに効く漢方とは?
「インフルエンザ予防に有効な漢方があると、テレビで見たんですが…」という問い合わせが増えています。その番組の影響か、皆様一同にお求めになるのが、「㊶補中益気湯(ほちゅうえっきとう)」。しかし体質は十人十色、すべての方に有効な処方ではありません。
インフルエンザ対策には、中医学の「扶正袪邪(ふせいきょじゃ)」の考え方が有効です。「扶正」とは、身体の免疫力となる「正気(せいき)」を養うこと。正気とは食物から作られる気(き)・血(けつ)・津液(しんえき)(精(せい))によって維持されます。正気(免疫力)をアップして、ウイルスを寄せ付けない体作りが大切。
「袪邪」とは、正気が弱って病気の原因となる邪気が体内に侵入したときに、邪気を追い出す対症療法。インフルエンザウイルスも邪気の一つ。症状により適応する処方も異なるため、「一概にコレ」とは言えませんが、一般的なインフルエンザの症状は熱性の症状が多く「天津感冒片(てんしんかんぼうへん)」や「板藍根(ばんらんこん)」などの辛涼解表剤や清熱解毒剤が使われます。
保険医療では「麻黄湯(まおうとう)」が使われているそうですが、麻黄湯は温めて発汗を促す辛温解表剤なので、口渇して喉が腫れ高熱を出す症状には適応出来ません。
学級閉鎖になっても発症しない子供は、胃腸が元気で正気が充実していたのでしょう。日頃から食が細く疲れやすい方は、扶正のための補中益気湯も有効です。最近SNSで話題になっている板藍茶(ばんらんちゃ)は、中国で有名な袪邪の生薬です。
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