金沢区・磯子区 社会
公開日:2018.01.11
金沢区
区長インタビュー
2018年の幕開けにあたり、本紙は金沢区の國原章弘区長、磯子区の小林正幸区長にインタビューを行い、昨年の振り返り、今年の重点施策などを聞いた。
――まずは2017年の振り返りをお願いします。
「最も印象深いのは、10月。区民祭りの『いきいきフェスタ』、総選挙、台風21号が重なった3日間です。防災と選挙を並行して対応するのは、初めてのことでした。そんな中、誇りに感じたのは金沢区の”チーム力”。地域の方、消防団の方、行政の職員らが結束したからこそ、異例の事態を乗り越えられたと思います。皆さまのご協力に改めて感謝したいです」
―今年は区制70周年となる記念の年です。
「『一年の計は元旦にあり』と言うのは、1月1日に意味を持たせ、計画・目標を持つことで時間を大切に生きていく人間の知恵。ですから70周年にどんな意味を持たせるかが大切です。区民と企業、大学、行政が力を合わせ、次代に向かって輝いていけるような年にしたいと思います。70周年は区役所ではなく、区民の皆さまで”彩”るもの。一緒になって盛り上げていきたいですね。また各団体・個人がそれぞれ10年、20年先に向かって何かを期す年になればと願っています」
―金沢公会堂の完成も楽しみですね。
「分区した5月15日に70周年の式典を行いますが、公会堂の完成がやはり70周年のメイン。文化活動の拠点となる場所なので、金沢区の歴史文化を感じられるよう、各部屋に金沢八景の場所名をつけ、特性をあたえました。20年前の区制50周年に始まった称名寺の『薪能』は、現在も毎年開催しており、金沢らしさを未来に向けて発信する催しに成長しました。70周年の事業も、各参加団体が知恵を絞って取組み、未来につながればと思います」
―金沢八景の周辺整備の進捗は。
「京急線金沢八景駅駅舎改良や東西自由通路などの整備は、来年の3月に完成予定です。私は磯子区の担当をしていた約30年前、シーサイドラインの建設を地元に説明しました。金沢区で再び携わることになったのは、実に感慨深いです。
派手なことをするのではなく、日常をきちんとまわすのが区役所の務め。区民の皆さんの生活を支えられるよう、今年も職員一同、取り組んでいきます」
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