金沢区・磯子区版 掲載号:2018年2月8日号 エリアトップへ

金沢区制70周年記念連載 「地元の歴史 振り返る」第21回 富岡に残る戦跡 文/NPO法人横濱金澤シティガイド協会本コラムでは2018年5月に金沢区が区制70周年を迎えるにあたり、シティガイド協会の協力を得て、地元の歴史を振り返る

掲載号:2018年2月8日号

  • LINE
  • hatena
元横浜海軍航空隊隊門
元横浜海軍航空隊隊門

 明治時代の後半に金沢は、首都を守るための要塞地帯とされ、住民の生活には、いろいろ制限があった。昭和時代になると、富岡の地先海面が埋め立てられ11年(1936)に日本で初の飛行艇による航空隊である横浜海軍航空隊(浜空)が開設した。その際つくられた隊門、飛行艇の格納庫などは今でも見ることができる。浜空ができたことで、大日本兵器、石川島航空工業、日本飛行機などが次々に建てられ、富岡は、まさに軍需工場の街に変貌した。

 昭和20年(1945)6月10日、日曜のお昼近く、これらの軍需工場を爆撃した米軍機によって、乗客が避難した富岡駅下のトンネルの入口と出口両方に爆弾が落とされ、人々は逃げることもできず、多くの人が亡くなった。近くの慶珊寺境内にこの時の犠牲者の慰霊塔がある。軍需工場や動員学徒の宿舎も被害が大きかった。

 戦後、大日本兵器は「日平産業」と改名し、その後移転したため、跡地40万坪は能見台のおしゃれな住宅地となった。

 米軍に接収されていた航空隊跡地は、返還後、昭和50年(1975)に富岡総合公園になった。公園の山中には海軍の境界を示す石柱がいくつか残り、全海軍飛行艇隊の戦没・殉職者を合祀した浜空神社は、平成20年(2008)に横須賀の雷神社に移され、跡には、記念碑が建立された。
 

金沢区・磯子区版のコラム最新6

懸命のアピール合戦

〈連載【10】〉「産業展」に45事業者 IRと横浜

懸命のアピール合戦

2月13日号

祖先返りの「葉」が現れる

金子さんの草花の不思議発見!第39回カイヅカイブキ

祖先返りの「葉」が現れる

文・日本自然保護協会自然観察指導員 金子昇

2月13日号

葉の表と裏の区別は?

金子さんの草花の不思議発見!第38回ネギ

葉の表と裏の区別は?

文・日本自然保護協会自然観察指導員 金子昇

1月23日号

「カジノなしでも人は来る」

〈連載【9】〉米国・設計者が横浜を語る IRと横浜

「カジノなしでも人は来る」

1月16日号

2020年(庚子)は「生まれ変わりの年」

コラム 算命学教授に聞く

2020年(庚子)は「生まれ変わりの年」

1月1日号

赤い部分は葉の一種

金子さんの草花の不思議発見!第37回ポインセチア

赤い部分は葉の一種

文・日本自然保護協会自然観察指導員 金子昇

1月1日号

制限型対策では不十分

〈連載【8】〉依存症専門医に聞く IRと横浜

制限型対策では不十分

11月21日号

あっとほーむデスク

  • 2月20日0:00更新

  • 1月1日0:00更新

  • 10月31日0:00更新

金沢区・磯子区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

由緒ある雛人形を展示

由緒ある雛人形を展示

旧伊藤博文金沢別邸で

2月1日~3月3日

金沢区・磯子区版のイベント一覧へ

最近よく読まれている記事

コラム一覧へ

金沢区・磯子区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2020年2月20日号

お問い合わせ

外部リンク