金沢区・磯子区版 掲載号:2018年3月1日号
  • googleplus
  • LINE

(新潮社)著・三島由紀夫 物語でめぐるわが街 『春の雪』文・協力/磯子図書館

現在はレストランとして利用される旧東伏見邦英伯爵別邸
現在はレストランとして利用される旧東伏見邦英伯爵別邸

 三島由紀夫の最後の長編小説『豊饒の海』全4巻の1巻目、「春の雪」(昭和44年刊)。物語の舞台は明治末から大正の東京、松枝侯爵家の一人息子清顕と、綾倉伯爵家の令嬢聡子の恋愛が描かれています。

 磯子区が登場するのは物語の中頃、聡子が両親と共に横浜郊外にある洞院宮別邸を訪れる場面です。「洞院宮御別邸は、海を見下ろす高い崖上にあり、御殿風の外観を持った洋館には、大理石の階段がついていた」

 この洞院宮別邸のモデルが、磯子3丁目の高台にある「旧東伏見邦英伯爵別邸」といわれています。この邸宅は東伏見邦英伯爵が昭和12年に建てたもので、物語の年代より後ですが、根岸湾埋立前の当時、崖下の少し先は海という風光明媚な場所にありました。戦後、建物は進駐軍に接収された後、昭和29年に西武グループが取得、横浜プリンスホテルの小宴会場などとして活用され、平成18年のホテル営業終了後に一旦閉鎖。平成26年からはレストランとして利用されています。また、平成5年に横浜市の歴史的建造物に認定されました。

 『豊饒の海』は全4巻を通して「輪廻転生」が一つのテーマになっていますが、この建物も時代によって転生しながら、現在に続いています。
 

<PR>

金沢区・磯子区版のコラム最新6件

普通の八重とは違う!?

金子さんの草花の不思議発見第15回 ドクダミ

普通の八重とは違う!?

6月7日号

左右に2枚ずつ葉をつける

金子さんの草花の不思議発見第14回 コクサギ

左右に2枚ずつ葉をつける

5月24日号

葉の上に花を咲かせる木

金子さんの草花の不思議発見第13回 ハナイカダとナギイカダ

葉の上に花を咲かせる木

5月3日号

金沢に伝わる昔ばなし

金沢区制70周年記念連載 「地元の歴史 振り返る」第25回

金沢に伝わる昔ばなし

4月26日号

表がない裏の面ばかりの葉

金子さんの草花の不思議発見第12回 シャガ

表がない裏の面ばかりの葉

4月19日号

金沢区 開発の歴史

金沢区制70周年記念連載 「地元の歴史 振り返る」第24回

金沢区 開発の歴史

4月12日号

横浜市磯子区のご葬儀

ニーズに応じた家族葬プランをご用意

http://www.daviusliving.jp/hall/isogo/

<PR>

金沢区・磯子区版の関連リンク

あっとほーむデスク

金沢区・磯子区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

演奏曲、選挙で選ぶ

演奏曲、選挙で選ぶ

8月7日、杉田劇場で

8月7日~8月7日

金沢区・磯子区版のイベント一覧へ

最近よく読まれている記事

バックナンバー最新号:2018年6月21日号

政治の村で詳細情報発信中

お問い合わせ

外部リンク