金沢区制70周年記念連載 「地元の歴史 振り返る」第23回 海の公園と金沢自然公園 文/NPO法人横濱金澤シティガイド協会 本コラムでは2018年5月に金沢区が区制70周年を迎えるにあたり、シティガイド協会の協力を得て、地元の歴史を振り返る
金沢地先埋め立て事業によって横浜に残る自然海岸が失われることの代償として、昭和63年(1988)にできたのが「海の公園」である。
長さ約1Kmにわたる砂浜は対岸の房総半島の山砂で作られた。公園には荒磯や遊歩道が整備され、海水浴や潮干狩り、どんど焼きなど、金沢八景大橋でつながる人工島「八景島」と共に、海と人とがふれあえる貴重な憩いの空間となっている。
平成4年(1992)に完成した金沢自然公園は、釜利谷の土地を取得していた京急が住宅開発をしようとした際、横浜市はその半分しか認めず、残りのほとんどを市が買入れてつくられた。
園内には既存林に加えて430種類14万本の木が植えられ、身近な生き物を通した環境教育に力をいれている。
当初、野毛山動物園の分園としてスタートした「動物区」にある金沢動物園は、コアラをはじめ、多くの草食動物が彼らの故郷に近い環境で飼育されている。
また「植物区」は、四季を彩る花々や自然散策路が整備され、市内最大級のローラー滑り台やバーベキュー場はファミリーに大人気である。
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