昨年12月、市内のタクシー会社では初となる無料託児所を設置した磯子にある大明交通。5月5日のこどもの日を前に、この取り組みについて代表取締役の小椋健生社長(54)=写真=に話を聞いた。
――無料託児所設置の経緯を教えてください。
「働きたいけど子どもを預けられないというお母さんの声を聞きました。社会的に課題となっている待機児童問題に会社として取り組み、お母さんが働きやすい職場にしたいと考え設置しました。お子さんの給食、おむつを用意し『手ぶらで保育』をコンセプトにしたのもそのためです。また、タクシー会社は男性が働く職場というイメージも変えたいと思っていました」
――ドライバーの高齢化が進んでいます。
「日本の労働人口は、2050年までに3200万人減るといわれています。当社も高齢化が進んでいます。車があっても運転する人がいなければどうすることもできず危機感を抱いています。人材確保は大きな課題で、若い人や女性ドライバーを積極的に採用していきたいと考えています」
――今後の展開を教えてください。
「託児所の規模を拡大していきます。今年度中にグループ会社全体で約160人規模の受入れが可能な施設にします。また、5年間で180人規模の女性ドライバーの採用を考えています。社員教育も丁寧に行い、地域の皆様に高品質なサービスを提供していきたいと思っています」
■大明交通株式会社/磯子区磯子1の4の88/【電話】045・753・2100
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