金沢区の横浜・八景島シーパラダイスで10月4日から「ジンベイザメ」の展示が開始した。ジンベイザメは成長すると全長12m以上になる世界最大の魚種。シーパラでは2010年から6年間、オスメス2頭のジンベイザメを飼育した経験がある。シーパラは東日本で唯一、日本でも5館目の展示施設となる。
展示されているジンベイザメは、8月下旬に千葉県館山沖の定置網に迷い込んだ全長約4・5mのオス。同月28日にシーパラに搬入され、自然の海の環境に近い「うみファーム」で飼育されていた。このたび、健康状態が安定したとして、アクアミュージアム1階の大水槽「大海原に生きる群れと輝きの魚たち」に移動され、展示が開始された。
ジンベイザメは海水の温度が上がる夏場、黒潮にのって東京湾内にも回遊してくるという。大水槽は東京湾の自然を再現しているため、「展示を通して、東京湾が様々な魚がいる自然豊かな海だということを知ってほしい」と担当者は話す。
大水槽の大きさを考慮し、全長が5・5mを超えたら、外洋に放流する予定。1年間で約50cm大きくなるといわれているため、約2年間の展示期間になると予想される。
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