再整備を進めていた区役所隣の金沢公会堂の講堂・会議室・和室がこのほど完成した。2月をこけら落とし月間と位置付け、区内の活動団体がさまざまな催しを開催する。一般供用開始は3月1日(金)から。
このたび完成した新しい金沢公会堂は地上5階建ての鉄骨鉄筋コンクリート造り。1階に駐車場スペースを確保したほか、講堂や会議室、和室を整備した。こけら落とし月間では、15団体が演奏会や講演会を企画している(下記表参照)。
メインとなる講堂は可動式の音響反射板などを取り入れ、音響効果を向上。舞台機構や照明機器も充実させた。3月から指定管理者として公会堂の管理運営を行う相鉄企業(株)の地島浩司新館長は、「これまでよりも演奏会や演劇公演、講演会など幅広い利用ができるような音の響きを実現しました」と話す。
舞台は幅18・6m、奥行き10・4mと従来よりも広く、人数の多いオーケストラにも対応できるように。座席数は596席で、親子席3席×2部屋や車いすスペース7席も整備。だれもが利用しやすい空間を実現した。
各部屋に愛称
公会堂内の各部屋には金沢の歴史文化が感じられるよう金沢八景にちなんだ愛称がつけられている。講堂の愛称は「野島」。そのほか1号会議室(約50席)は「洲崎」、2号会議室(約30席)は「平潟」、和室(10畳)は「乙艫」、多目的室(約100席)は「称名」、リハーサル室(約20席)は「小泉」、楽屋1は「瀬戸」、楽屋2は「内川」とした。
地島館長は「旧公会堂は1971年に完成し、長年区民に愛された施設。70周年を機によりパワーアップした施設に生まれ変わったので、区民のみなさんの発表や生涯学習の活動拠点にしていただきたい」と話した。
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