金沢区・磯子区版 掲載号:2019年2月14日号
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金子さんの草花の不思議発見!第26回 レンコン(ハス) レンコンの孔は何のため? 文・日本自然保護協会自然観察指導員 金子昇(金沢区富岡西在住)

 正月の煮物のレンコン(ハスの地下茎)には、大小いくつかの孔が開いていますが、この孔は何のためにあるのでしょう。

 レンコンは、ハスの花が咲くころは細い紐状で、秋になると地下茎の先端2〜3節が肥大し食用になります。レンコンの孔は水面上の葉まで続いており、泥の中では十分空気を取り入れること(呼吸)が難しいため、葉から取り入れた空気を、レンコンまで送る通路の役目をしているのです。

 また輪切りにした切り口をよく見ると(写真上)、中央に孔が1個、その周辺に大きな孔が約9個、その内、特に小さい孔が2個並んでいます。この2個は、レンコンが土中にある時に上になるような位置にあります(写真下)。外側からレンコン全体を見ると、上になる部分はやや窪んでいます。

 レンコンの孔は、「先が見える」という縁起から、お節料理に使われてきました。また、レンコンと「ン」が2つで「運」にかけて、「運が開けますように」といった縁起をかつぐ意味もあります。

 ハスは極楽浄土に咲く花に相応しい気品を持っており、古代よりインドでは、ハスの信仰が仏教に取り入れられ、仏教の中の美術や装飾等に利用されてきました。その後仏教と密着したまま中国・朝鮮半島を経て日本へ渡ってきました。
 

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