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中医学で健康な毎日を ストレスはなぜ帯状疱疹を招く?
前回、帯状疱疹の原因は加齢や疲労、ストレスなどで、免疫力が低下し、ウイルスが活動すると発症すると説明しました。しかし、漢方相談で来局される方の中には、ストレスを自覚していない方が多いのも事実です。
ストレスは対人関係などの心理・社会的なものだけでなく、例えば電車が不通になり振替輸送の長蛇の列に並ぶ。出産で里帰りした娘と孫の世話をする。冠婚葬祭。などの”非日常生活”や”我慢すること””頑張ること”は全て身体にとってストレスになります。
中医学で、ストレスは「気滞」(気の滞り)と考えます。「気」は体の活動エネルギーです。気の巡りを調節するのが「肝」、気が滞ると様々な代謝に影響を及ぼします。
実は帯状疱疹の好発部位は肝の経絡(気血の流れ道)と関係しています。
気滞によって胃腸機能が低下すると、栄養を吸収できなくなり免疫力も低下し、湿熱の邪(ウイルス)が肝の経絡上に皮膚炎を発症します。早めに板藍根や瀉火利湿顆粒などの清熱解毒薬で対応します。また、気滞による血行不良で瘀血が停滞すると、ピリピリと刺すような神経痛を招くので、活血通絡薬も必要です。
気滞の解消には、逍遥丸や胃腸薬の開気丸などの疎肝理気薬が予防的にも有効です。お試しを!
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