今夏、各地で全国大会が開催される。このコーナーでは金沢区磯子区から全国の舞台に出場するチーム・選手を紹介する。
個性いかして優勝へ
横浜高校将棋部からは2人が全国に挑む。
南雲忍さん(2年)は7月30・31日に佐賀県で開催される「全国高校将棋選手権大会」に出場。県予選の準決勝で優勝候補を破り、全国への切符を掴んだ。「攻め込む機会を狙いながら指す、自分らしい将棋で優勝を狙う」と意気込む。顧問の宮田潔教諭は「強豪を倒した勢いで、全国クラスに挑戦してほしい」と話す。
家入嶺馬さん(3年)は8月19・20日に福岡県で開催される「全国高校将棋竜王戦」に出場する。家入さんは今年の2月までプロ棋士を養成する「奨励会」に所属。中学時代から全国出場の経験もある実力者だ。「プロより対局での持ち時間が短い高校将棋に当初は戸惑っていたようだが、近頃は慣れてきた様子。本来の実力を存分に発揮してほしい」と宮田教諭。家入さんは「時間が短い分、自分の個性を出した攻めの将棋でいく。優勝を目指して頑張りたい」と意気込む。
努力の跡、作品に
7月28日から30日まで佐賀県で開催される高等学校総合文化祭書道部門に出品するのは、横浜創学館高校書道部の石原なるみさん(3年)。2×8尺(約60cm×240cm)の半紙に迫力あふれる「龍翔鳳舞」と書いた。
「迫力ある大きい作品を作りたかったので、先生のお手本からこの文字を選びました」。昨年の夏後半から9月にかけて、「めちゃくちゃ書きました」と集中的に練習。。顧問の竹中浩一教諭が書く映像を何度も見て筆の動きや勢い、呼吸なども体得していった。
昨冬の神奈川県高校総合文化祭で高文連賞を受賞し、全国への出場を決めた。「県内他校の作品と見比べて、レベルが違うなと思った。自分のは全然ダメで、恥ずかしい」と謙遜も。それでも全国で、様々な作品を見られるのが楽しみだという。
「自分が努力した分だけうまくなる実感がもてる」と書道の魅力を話す石原さん。「これからもずっと続けていきたい」と笑顔を見せた。
3年ぶりのインハイ
横浜創学館高校ハンドボール部は、3年ぶりのインターハイとなる。元々選手の力はあったものの、個性が強く、新チーム結成直後は意見がぶつかりあい、チームとしてまとまりに欠けたという。
6月の関東大会。ベスト8で敗退し「このままでは目標のインターハイに出場できないのでは」。チームで危機意識を持ち始めたことがきっかけとなり、キャプテンの澤田翔選手(3年)を中心にチームが結束していった。
顧問の小林聖教諭は、今年のチームについて「一人ひとり組織に貢献できること」をあげる。選手が役割を考え、実践したことが全国につながったと分析する。
チームのスローガンは「pressure break」。自分たちのプレッシャーを取り除き、相手にプレッシャーをかけ続ける。キャプテンの澤田選手は「全国のてっぺんを目指したい」と目標を掲げた。
6選手が自転車で
横浜高校自転車競技部からは6選手がインターハイに出場する。
チーム・スプリントに出場するのは、大橋真慧選手(3年)、伊澤将也選手(同)、大橋泰慧選手(1年)の3人。大橋選手は兄弟での出場だ。兄の真慧選手と伊澤選手は昨年も出場し4位に貢献。今年は大会記録で優勝を狙う。
個人では、五十嵐洸太選手(3年)が、ポイント・レースと個人ロードレースに、伊豆野廉選手(同)が4Km速度競争、大塚響選手(2年)がスクラッチに出場する。真慧選手は個人戦のスプリント、伊澤選手はロードレースと1Kmタイムトライアルに出場する。
種目特性が違うため、練習は基本的には個人で決めるというが、週3回、約100Kmの三浦半島を1周する団体トレーニングのほか、休日は250Kmを走りこみ力をつけた。
五十嵐選手は「各選手の活躍がモチベーションになる。優勝目指して頑張りたい」と意気込みを話した。
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