神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

タウンレポート 水道管6分の1が更新必要 経年劣化で漏水相次ぐ

社会

公開:2020年2月20日

  • LINE
  • hatena
磯子6丁目付近の漏水事故(1月9日)
磯子6丁目付近の漏水事故(1月9日)

 横浜市内では直近の5年間、毎年50〜60件の水道管漏水事故が確認されている。記憶に新しいのは昨年5月の磯子区中原3丁目付近や今年1月9日に磯子区磯子6丁目付近で発生した事故。1月は区内など一部で断水や濁水、周辺家屋への浸水被害もあった。

 漏水事故について横浜市水道局給水維持課の山口司課長は「水道管同士の接触や道路状況など、発生場所によって様々な理由が推測される。共通して考えられるのは管の経年劣化」と説明する。

 経年劣化や過去の漏水記録などの理由で更新対象とされているのは市内の水道管約9300Kmの内、現時点では1500Kmほど。主に1965年頃から使用されているもので、種類にもよるがその対応年数はおよそ50年だという。経年数の長さや周辺への影響などを参考に優先順位をつけ、年間110Kmずつ耐震管に更新している。山口課長は「今後も計画的に古い管を更新し、漏水事故減少につなげていきたい」と話す。

 また、破損時の対応として管の修繕に必要な材料を局内で備蓄している。これは漏水事故だけではなく、災害時も視野に入れてのことだという。山口課長は「メーカーなどと協定を結び、応急復旧をできる限り迅速に行えるような体制を整えている」と話す。

災害対策も強化

 市水道局では災害時の対策として、随時耐震管への更新も行っている。更新が終わっているのは26・6%(2018年度末)。今年度末までに28%が終わる予定だ。この耐震管の対応年数は約80年。全ての管の更新が終わった頃には、最初に更新したものが更新時期を迎えることとなる。市水道局としては最新技術を取り入れ、より長く対応できるものを引き続き検討していく考えだ。

金沢区・磯子区版のローカルニュース最新6

中小企業のDX・デジタル化支援へ補助金

中小企業のDX・デジタル化支援へ補助金

市、上限100万円と10万円の2コース

4月20日

みなとみらいで「スター・ウォーズ」の世界を体感

みなとみらいで「スター・ウォーズ」の世界を体感

4月26日〜5月6日、イベント多数

4月19日

三溪園 重要文化財の内部を期間限定で特別公開

「絹婚式」きもので撮影

「絹婚式」きもので撮影

横浜でイベント

4月18日

「弁護士が身近な存在に」

神奈川県弁護士会

「弁護士が身近な存在に」

岩田武司新会長が抱負

4月18日

5月2日にマーケット

メディカルホームグランダ金沢文庫

5月2日にマーケット

交流・憩いの場に

4月18日

あっとほーむデスク

  • 4月18日0:00更新

  • 4月11日0:00更新

  • 4月4日0:00更新

金沢区・磯子区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月20日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook