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金沢区・磯子区 教育

公開日:2020.03.26

梅サイダー売上げ、教材に
 マルニ商店が梅林小に贈呈

  • 目録を手渡す栗原さん(右)

  • 完成した梅サイダー

 磯子区の梅林小学校(黒木英晴校長)は創立60周年を記念し、校内で収穫した梅から梅サイダーを製作した。協力したのは、金沢区に工場があり、ガラス瓶のリユース事業に取り組むマルニ商店と「オリツルサイダー」で知られる坪井食品。3月18日にはマルニ商店の常務取締役・栗原清剛さんが同小を訪れ、売り上げ金の一部を教育教材の資金として贈呈した。



 かつては「梅の名所」として有名だった磯子区の杉田梅林。同小には、52本の梅の木がある。毎年、収穫した梅でジュースや梅干しなどを作ってきた。黒木校長は、60周年記念事業として「梅サイダーを作れないか」と顔見知りだった栗原さんに相談。横浜市の「はまっ子未来カンパニープロジェクト」を活用し、企画がスタートした。



個別支援の児童が製作



 梅サイダー作りは、同校の個別支援学級の児童が担当。収穫した梅の実を洗って氷砂糖に漬け、約24㍑の梅シロップを坪井食品に納品。ラベルにも児童の描いた絵を使い、約2400本が完成した。サイダーは式典で保護者らに配ったほか、イベントなどで1本200円で販売した。



 黒木校長は「いただいた資金で、梅の苗を記念に植えたい。来年以降も続けていきたい取り組み」と話した。栗原さんは「学校は地域のランドマーク。企業も地域とのつながりを強くし、社会的意義をもって活動していきたい」と話した。

 

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