この時期、公園や道でトベラが甘い香りを漂わせています。トベラは、海岸沿いに育つ植物で、大気汚染や潮風につよく、植え込みとして広く使われています。大きく育つと2〜3メートルほどにも育ちます。また、花の香りと対照的に、枝葉を折ると強烈なチーズのような香りがします。そのことから英名はJapanese Cheesewoodともいうそうです。
節分のころには、真ん丸い黄色の実がぱっくりと開き、ネバネバとした樹脂をからませた赤い種が顔を出します。そのネバネバが鳥の嘴などにつき、遠くに種を運んでもらうことに役立っています。これも植物の一工夫ですね。名前の由来は、トベラを節分の日に扉に挟み、鬼除けをしたことから「トビラ」と呼ばれ、それが訛ったとされています。
トベラは日本だけでなく台湾や韓国でも自生している植物で、材は固く、船をこぐ櫓(ろ)に使われていたそうです。海岸沿いに自生していた植物だけあってやはり水には強いのかもしれません。
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