金子さんの草花の不思議発見!最終回 特定外来生物(植物) この花 栽培してはダメなの? 文・日本自然保護協会自然観察指導員 金子昇
「草花の不思議発見!」は今回で最終回です。長い間ご愛読いただきありがとうございました。最後は特定外来植物の話をします。
近年、植物界も国際色豊かになり、いろいろ珍しい草花によく出会います。こうした植物も様々な経緯から野外へ逸出し、長い年月を経ながらその地にしっかりと根づき、外来植物となり、多方面へ大きな影響を与えることがあります。特に生態系、人の生命や身体、農林水産業への影響が大きい場合「特定外来生物(植物)」に指定され、外来生物法(植物)と法律化されます。
現在指定されている植物は19種ありますが、その中でも横浜市内で広く繁殖拡大し、要注意とされている植物は「オオキンケイギク」「オオハンゴンソウ」「オオフサモ」「アレチウリ」の4種です。中には美しい花を咲かせるものもあり、つい栽培したくなりがちですが、法律で許可なく「飼養・栽培・保管・運搬・輸入」することは禁止されています。
私たちの生活の場である地域の豊かな自然を、後世に引き継ぐためにも今一度自然を見つめ直し、共存できるようにしましょう。
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