天井改修工事のために一部施設を除いて休館していた磯子公会堂(鈴木奉子館長)が、4月から全面再開している。
改修工事は2011年の東日本大震災で建築物の天井脱落が多数生じ、大規模空間を有する建築物の天井に新基準が設けられたことを受けて実施。横浜市内では地区センターや公会堂など102施設(138室)が対象となり、市民の安全を守るために順次工事が行われている。
磯子公会堂は1999年11月に開館し、ホールや会議室、和室などを備えている。工事のために昨年4月から今年3月末まで休館となり、ホールの吊り天井をより強い構造にして安全性を強化。あわせて客席を一新したほか、客席灯などの明かりをLEDにして省エネ化も図った。また、今まではなかった授乳室も設けられるなど、全体的に設備が更新された。
利用者から好評の声
全面再開から約1カ月。新型コロナウイルスの影響による制限が続いているが、消毒液や検温器を用意するなどの対策を講じたうえで、講演会や研修などさまざま用途で利用されている。ホールの利用者からは「明るくきれいになった」といった好評の声が寄せられているという。
鈴木館長は「より安全に、より快適にお過ごしいただけるようになりました。コロナが落ち着きましたら自主事業も実施していきます」と話している。
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