女子バスケットボール日本代表の一員として、東京五輪に出場した金沢総合高校(金沢区富岡東)出身の宮澤夕貴選手が8月18日、地元・泉区のミニバスケットボールチームを訪問。子どもたちと交流し、銀メダル獲得を報告した。
泉区出身の宮澤選手は、金総高を経てバスケットボール女子日本リーグ(Wリーグ)の強豪・JXサンフラワーズ(当時)に入団。180cmを超える長身を生かしたプレーで高校時代から注目を集め、3年時には主将としてチームをインターハイ優勝に導いた。
2016年のリオデジャネイロ五輪に続き2大会連続出場となった今大会は、予選から決勝まで全6試合に出場。準々決勝のベルギー戦で7本の3ポイントシュートを決めてチーム最多の21得点を記録するなど、銀メダル獲得に貢献した。
今大会のチームについて「一人ひとりの強みがちゃんとあって、それが交わった時に何倍もの強さを出せた」 と振り返る宮澤選手。銀メダル獲得の喜びを「自分がうれしいというより今までお世話になった人、支えてくれた、応援してくれた人に銀メダルで恩返しできたのが一番うれしかった」と話す。
「ここからが勝負」
宮澤選手は今シーズンから川崎市を拠点に活動する富士通レッドウェーブに移籍した。富士通には同じく金総高出身で、2学年上の篠崎澪選手も在籍。篠崎選手もバスケットボール3人制女子の代表として東京五輪に出場した。
金総高で当時指導を受けた星澤純一教諭からは「『天狗になったらよくない』とずっと言われ、上を目指し続けることを教わった」と宮澤選手。「今回女子バスケットが盛り上がったのが本当にうれしくて、ただここからが勝負。奇跡だったねとならないようにしたい」と前を向いた。
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